終活について

【体験談】知らないと損する終活準備に必要なこと4選。終活とは?

この記事を読むのに必要な時間は約 21 分です。

はじめに、今回は私ではなく父親の「終活」について実際に体験し知っておいた方がよかったなということ、大変だったということについてお話したいと思います。

そもそも終活ってなに?という方もいると思いますので終活について簡単に説明しておきたいと思います。

終活とは?

 

終活とは死と向き合い自分らしい人生を最後まで送るための準備をすることです。人にはさまざまな人生があり最後があります。それぞれの人生の終わりを迎える前にこれまでの人生を振り返り、後に遺る家族のことを考え、自分の置かれた状況を客観的に見ることを「終活」と言います。ここではそんな終活について知っておいた方がいいこと、大変だったことについて自分の経験も交えて紹介したいと思います。これから終活について知りたい方、知っているけどどうすればいい?という方はぜひどうぞ!

私が終活という言葉を知り、取り組もうと思ったのは父親が終活を始めようかなという一言からでした。(それまでは終活という言葉なんて聞いたこともなかったです)

まず終活ってなに?

から始まり調べることからスタートしました。調べていくうちにわかったことは、遺産相続、遺影の準備のほかに終活をすることで残りの未来への人生設計もできるんだということを知りました。

思えば父親があの一言を私に言ってきたのは私が長男であるということと、私が中学生の頃に祖父を亡くしたことにあると思います。遺言書はおろか生前整理も行っていなかった祖父が終活を始める前に急病で入院しその後他界したことで父は相当苦労したのでしょう。(あの時私も何度か祖父家の後片付けを手伝いに行ったことがあるのですがかなり大変でした。。)

また遺産相続に関してもわりと揉めたこともありました。なにせ遺言書がなかったのですからね。とにかくそんなこともあり父はそうなる前からしっかり準備しておこうと思ったのでしょう。

 

終活の取り組み方

私たちが終活を始めたころ最初に取り組んだことは後で書くエンディングノートとは別にこれからの老後の計画を含めた「向こうに行くまでにやる事リスト」というものをノートに書きだすことから始めました。そうすることで老後の必要な資金などを含めて細かく視覚化できて今後の計画がスムーズになると思ったからです!

 

例えば私の父の場合

・ゴルフに行く回数を増やす
・これまでは家族用車(エスティマだった)からセダンの車に乗り換える
・国内外一人旅それぞれ2回は達成する

まだまだありますがとにかくこんな風に自分のしたいことをリスト化してそれに必要な資金の計算もしていましたよ!

あとはこうしたことをすることで「死ぬ」ということがネガティブなことではなくポジティブなことになりやすいのかなとも思います。ちなみに父親は楽しそうにこのリストを作っていました。

 

終活について知っておくといいこと4つ

さて、ここからは本格的な終活において知っておくといいことを4つ紹介したいと思います。私的に上から順番にこなしていけばどれから手を付ければいいの?と混乱を避けれるんじゃないかと考えますが、読者さんが取り組みやすいものから始めてみるのも悪くないと思います!

 

エンディングノートを書く

エンディングノートを書く際、一番最初に注意してほしいことがあります。それは、遺言書との違いを理解しておくことです。私や父親はこれをちゃんとわかっていなかったので二度手間くらいましたw
簡単にいうとエンディングノートは、身近な人に最低限これだけは伝えておきたいことや資産、延命処置といったことを自由に書くものですが、法的拘束力は全くありません。それは遺言書のほうになります。なのでこの注意点を理解したうえでこれから書くことを意識してエンディングノートを書いていってください!

まずエンディングノートを書くときに意識することは、各項目に分けてそこから細かいことを書いていくイメージでやるとスムーズになりますよ。私の場合書きたいことを書かせていたらごちゃごちゃになって父親の書きたいことがわかりづらくなっていたということもあったので。。

ここからは実際に私の父親が書く際、こうして書いてもらった方がわかりやすいと思った項目に分けた方法を書いておきます。(これ以外にも書くことがあったりして量が変動するのは構いません。個人によって差が違いますからね!)

 

♦本人の情報

・名前 生年月日 血液型 本籍地 住民票のコード マイナンバー 家族の家系図などそのほか何かあったときや葬儀の際に呼んでほしい家族、親戚や友人の連絡先や名前。
家族や友人たちに込めた思いや感謝の気持ちなどを自分の人生を振り返りながら自分の歴史を書くようなイメージで書いてもらうと意外とスムーズに書いてくれました。

 

♦資産に関すること

・銀行口座(銀行名と口座名)
・公共料金の引き落とし情報
・借入の有無(友人などからの貸し借りも含む)
・年金手帳ここは例に出すととんでもない数になりそうなのでざっくり感覚はこんな感じです!
他にもたくさんあるのでここは出来るだけ細かく時間をかけてやるようにしてください!
(多分エンディングノート書くのに一番時間かかったんじゃないかな?)

 

♦介護、医療のこと

自分が何かあったとき(認知症など)に入る介護施設や、病気などになったときに入院するための医療施設を自分の希望する場所があるならそれを記入しましょう。また延命処置の有無も記入してもらうことで急変した場合家族の人たちの判断もしやすくなります。その他に臓器提供や後見人など任せやすい人を選んで記入してもらうことで、治療方針などの意思決定を代わりに努める人がわかりやすくなるかと思います。

まとめると
・希望する介護、医療施設
・延命処置の有無
・臓器提供の有無
・後見人の選定
・治療方針
・かかりつけの病院や連絡先など

 

♦負債のこと

・ローンの有無や種類(住宅ローンなど)
・借入先、借入金額
・借入の完済予定日

 

♦保険について

・保険会社の名前
・保険の種類と商品名
・被保険者名と保険金受取人

 

♦葬儀やお墓のことについて

・菩提寺の名前と連絡先
・葬儀の形式や予算
・葬儀の規模や宗派(ここはいろんな宗派の方がいると思いますので葬儀の際形式にもかかわってくるのでちゃんと書いておいた方がいいと思います)
・お墓の有無
・お墓の使用権者と継承者、希望墓地、お墓の手入れ、お供え物など

 

♦遺言書のこと

・遺言書の有無
・相続リストや遺産分割の内容
・保管場所について

 

以上な感じですね。エンディングノートはしっかり書いておくことでこれからご自分で決めていく老後の計画だけでなく、あとで書く葬儀のことやお墓、遺言書についてもスムーズに進めやすくなるかと思いますので出来る限り細かくきっちり書くことをおすすめします。私の場合は最低限ここまで書いていてくれたら助かるなって感じのことを書いてもらったので、もしご自分で書く場合は私のようにこれだけ書いておけば家族のみんなも困らないだろうという感じで書けばスラスラかけるのではないでしょうか?

 

葬儀(葬儀社や葬儀プランの決定など)や、お墓(霊園や墓石など)の準備

次は葬儀やお墓のことについて紹介していこうと思います。これを読んでいただければおそらく葬儀社の選ぶ基準やプラン、お墓の値段や相場については一通り理解することはできるかと思いますのでここもしっかり読んでおいてください。

 

♦葬儀について

終活を行う中でみなさんが必ずすることは「生前予約」です。この生前予約をしておくことで自分の意思を反映することができます。

生前予約をオススメする人
「自分らしく最後を迎えたい」
「残された家族に、経済的にも精神的にも負担をかけたくないな・・・」
「葬儀プランなどを残されるものだけに任せたくないな」
と考えている人にオススメです!

 

生前予約は、葬儀の規模や費用、内容のほかにも支払方法などを事前に葬儀社に相談し、予約することができるシステムです。要は、葬儀社に後は頼んだ!!って託す感じですね。ただ、何より重要視してほしいことは生前予約は信頼できる葬儀社を選ぶことが一番大事です。

では、何に気を付けていけばいいの?ってなると思いますので今からあげる2つに注意すれば問題ないかと思います。

 

 

① 経営状態は安定しているかどうか

生前予約は相談し、申し込んで予約するだけのものから、実際に葬儀の費用を積み立てたり、先払いしたりしておくものまで葬儀社によって色んなパターンがあります。ここでなりがちなことは「ちゃちゃっとプラン決めて支払済ませておけば家族への負担も少なくなるしそうしよう!」って考えてしまい先払いを選んでしまう方も多いのではと思います。
実際私の父親もそうなっていましたし私もその方が安心かなって思っていました。
ですが、その時父の知り合いに終活を済ませたという方から話を伺うことがありその時に聞いたことが「俺もそうやって決めたんだけど、葬儀社自体が経営破綻してしまって葬儀を取り行うどころか契約金の払い戻しも難しくなりかけたことがあるからそういうところも含めてちゃんと契約書だったり、お金払う前にその葬儀社の経営状態も確認する方がいい」と言われました。そこまで私たちも考えていなかったのでそのまま何も確認せずパパっと決めていたらと思うと今でも怖いなって思います。
そこで知っておいてもらいたいのが「葬儀信託」という仕組みです。これを用意している葬儀社を選んでおくと、仮に葬儀社が経営破綻してしまっても金融機関に葬儀費用を信託財産として預けているので亡くなる前(葬儀が行われる前)であっても信託会社が保全している財産(預けた葬儀費用)は戻ってくるのです。

 

 

② 葬儀プランの変更や解約ができるかどうか

葬儀の生前予約はいつ訪れるかわからないですよね。つまり将来に対して契約をするわけです。生前予約してから日が経って葬儀をすることに対して考え方が変わったり新しいプランを見つけてそちらに変更したいなって思うこともあるでしょう。その際に葬儀プランの変更、解約ができるかという点において

・解約時に違約金が発生するかどうか
という点も事前に確認しておくといいでしょう

 

♦お墓選びについて

生前予約と同様に終活の際に行っておきたいのが「お墓選び」です
お墓選びには
・墓地選び
・墓石選び
この2つがあります。順番に書いていきますね!

 

① 墓地を選ぶ

お墓を持ちたいと思う環境や立地、埋葬形態、費用などの購入条件を考えてその中から優先順位を決めてそれを満たす墓地を選びましょう。実際にその場に行くことで選ぶのもいいでしょう。以下はお墓選びのポイントをいくつか書いておきますのでよかったら参考にしてみてください。

〇墓地の種類

・公営墓地

各都道府県や市町村が運営している墓地。限定された募集期間内での公募・抽選によって選ばれます。墓石の大きさに制限があったり、公営墓地の所在地と同じ地域の住民でなければいけないという割とシビアな条件があります。

・民営墓地

公益法人、宗教法人という民間事業者が運営している墓地。
公営墓地と比べると条件のハードルが低いということがメリットです。ただ、公営墓地より購入費用が割高なので選ぶときは各民間をしっかりと見ることをオススメします。

・寺院墓地

宗教法人が運営する寺院墓地には寺院との間に「檀家」という関係を築くことが条件となります。檀家とは寺院にお布施といわれる経済的支援をすることで、寺院法要全般を担うといった昔から日本に伝わる伝統的な制度です。こちらの値段については民営墓地よりも割高になります。

・永代供養墓地

運営するのが主に寺院で、その寺院が永代にわたって個人のお墓の供養と管理をしてくれる墓地になります。納骨の際に一括で使用料を払い、その後の管理などが一切発生しないのが一般的ですね。最近では家庭環境の変化や少子化などから公営墓地でも永代供養を求める人も多いそうです。

・費用

お墓を購入するにあたってかかる費用は主に「墓石代」「永代使用料」「年間管理費」の3つになります。

【墓石代】
石の種類から施行費まであり、石の使用量によっても価格は違います。

【永代使用料】
契約時に一度だけ納めるのが基本で、不動産の相場みたいに立地条件やアクセスの関係で価格が変わります。

【年間管理費】
年間管理費は、公営墓地、民営墓地、寺院墓地の順番に価格が高くなっていき年に一度管理者に支払うことになります。私的には一番価格としても条件としてもいいなと感じたのは民営墓地なのでそちらをオススメします。

 

・環境

やっぱり安らかに眠れるようにしたいですよね。なのでここは納得できるような環境を選びましょう。ご自分と関係のある土地や、ご夫婦、ご家族との思い出が深い場所などそういったところを重視して選ぶようにするといいかもしれませんね。ただ、注意してほしいのが、交通機関のアクセスが困難だったり墓地自体が丘陵地に面していることもあります。なのでこういった立地条件なども併せて考えるのがいいと思います。(私の場合は駐車場だったり、バリアフリー構造の有無、永代供養の有無なども視野に入れて検討しました)

 

② 墓石選び

墓石は、形やデザイン、石種、彫刻や文字などを検討した後、工事の契約をしてお墓を作ってもらいます。そして、墓石はオーダーに合わせてひとつひとつ作り上げるため完成するのに大体2か月~3か月期間を要する場合があります。
遺言書を書く
続いて行うことがこの遺言書、はっきり言ってこの終活においてこの遺言書と後の生前整理が一番大変だったんじゃないかなって思います。(笑)
ここをしっかりしておくのとしておかないのとでは後に遺された家族や周りの方達とのトラブルにも関わってきますからね。また遺言書の種類や遺言書が無効になるケースもまとめておきます。
押さえておくといいポイントは大きく3つあります。

 

♦遺言書とは遺産相続を円滑にする意思表示

遺言書は、財産の相続人や分配を明らかにすることです。遺産相続といっても収入だけでなく、借金がある場合はそれを肩代わりしなければいけませんし、遺産相続には相続税がかかるため、遺言書の内容次第ではトラブルに繋がります。それを事前に防ぐために、遺産相続については詳細をしっかりと明確にしておくことが重要です。遺言書は、法律において「死後の意思表示」として認められるものと理解した上で遺された家族が揉めないように準備を進めていきましょう。

 

♦遺言書の種類を知っておく

遺言書について調べていてわかったことが、遺言書には「普通方式」と「特別方式」という2つの方式があり、一般的にいう遺言書は普通方式と呼ばれるものにあたります。(終活始めるまで全く知らなかった・・・)
普通方式:自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3種類があります。

・自筆証書遺言:自分で遺言書を作成する方式になります。手書きでないと効力は発揮せず、パソコンなどを使った場合には無効となります。また遺言内容の理由を書いたり、遺言書の作成年月日を明記する必要もあります。

・公正証書遺言:公証役場にいる公証人によって作成・発行・保管される遺言書です。公証人は公の権力を根拠に証明や認証ができる法律の専門家なので、遺言書の安全、確実という点において3種類のなかで最も優れている遺言書になります。ただ作成期間に時間がかかる。費用が発生するというデメリットがあります。

・秘密証書遺言:遺言書自体は自分で作成して、公証役場に持ち込み保管してもらう方式です。遺言の内容を自分以外の誰かに知られずに済むというメリットがあります。ただ公証役場は保管のみを行うので内容は確認されず、遺言書を開封した際に記載に不備があった場合には無効になるデメリットもあります。自筆遺言書との違いは、パソコンなどで記載しても効力が認められるという特徴があります。また公証役場を経由するため本人の遺言書であることの保証もされます。

 

 

♦遺言書が無効になるパターン

・自筆証書遺言は手書き以外認められないのにも関わらず、パソコンなどで書いた場合
・秘密証書遺言で記載不備があった場合
・押印や日付の記載がない
・日時が特定できない
・署名がない
・本人以外の人が書いた(署名含む)
・共同(2人以上)で書いた
・相続する財産内容が不明確
・公証人が2人以上いない状態で書いた
・公証人に身振り手振りのみで伝えた(口頭で説明しない)
以上が無効になるパターンです。
私の場合共同で書いたパターンが当てはまることになりそうだったので遺言書に関しては父親本人に任せました。

 

最後に遺言書の記載事項について
・身分に関すること
・相続に関すること
・遺産処分する場合に関すること
・遺言執行に関すること
・その他、祭祀主催者の決定や生命保険金受取人の指定および変更について。こちらの各項目の詳細については長くなるので今回は割愛させていただきます。父親は普通証書遺言で書いていたのですがこれがもうかなり大変だったみたいです・・

 

生前整理

最後がこの生前整理です。父親が遺言書を書いてる間に私が行いました。途中から父親ともしましたが本当に大変でした・・・
とにかく捨てるものと捨てられないものの選択が本当に難しかった。。。

この生前整理、ほかの終活を取り組むことに夢中になって忘れがちですが忘れずしっかりしておくことをオススメします。
なぜなら
・エンディングノートに記載している重要書類等の保管場所をわかりやすくなる
・死後、遺族の遺品整理の手間を省くことができる
・大切なものを渡したい人にしっかり遺せるようにできる
・無駄がない快適な余生を過ごせる
といったことに繋がるからです。

ポイントは一気に片付けるのではなく、毎日コツコツ片付けていくのがベストです。
カテゴリ毎に分けてその分野で整理していくのもいいでしょう。
負担にならない程度に進めていきましょう。

 

 

処分する際に気を付けることは

「何を捨てるか」じゃなく「何を残すか」と決め、これだけは残しておきたいものを決めて始めるとかなりスムーズに整理が出来たのでオススメです!あとは保管する場合は同じようにカテゴリに分けて保管しておくと遺された家族は困る事がないのでこちらもいかがでしょうか?まとめ:終活は、死と向き合い限られた時間を家族とより良いものにするための手段。

終活とは、自分の人生を全うし残される家族のために行う大切なことです。また遺される家族の悲しみや不安を和らげるために行うものです。

終活を始めることは一つの終わりを告げるような悲しいものではなく、限りある時間を有意義に過ごそうという気持ちを高め、より充実した人生を送るための前向きなことです。

人生のエンディングと向き合い、1日1日を大切に過ごされてください。

-終活について

error: Content is protected !!

Copyright© 空 終活・お葬式・お墓ネット , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.