葬儀について

遺言書の効力と種類について

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あなたは、自分が死んだ後のことって考えたことがありますか?

高齢の方なら考えたことがあるかもしれません。「自分はまだまだ若いから考えてない」と思っている方は多いと思います。でも、それって本当に大丈夫ですか?

もしかしたら、明日、交通事故に出くわすかもしれない。大地震が起こり、建物の下敷きになるかもしれない。

今まで、沢山の自然災害が歴史に残っていますよね。いつ、あなたがそのような被害者になるかは誰も予想できません。被害者になってから、遺言書を書いておけば良かったと後悔するのはあなた自身です。残された家族や親戚に渡す財産を、誰かの一存で決められてしまうのは嫌ですよね。

そんな事態を回避するために遺言書はあります。

「備えあれば憂いなし」

後悔する前に、家族のことを思って遺言書を残しておきましょう。

でも、ほんどの方が遺言書を書いたことがないと思います。きっと書かずに死んでいった人も中にはいますよ。

今回は、そんな遺言書を書いたことがない方のために、書き方を紹介します。

 

 

遺言書とは

そもそも遺言書がなんのために書くのかを正確に知らない方もいると思います。
遺言書とは、死後に財産をどのように分けるのかを記した、法律的に強力な力を持つ書類です。
自分の死後に残した財産を、自分が渡したい人に譲渡することができます。
遺言書がない場合は、相続人全員で話し合って、誰に、どれだけの財産を渡すかを話し合いで決めることになります。

自分の死後とは言えど、財産が自分の思うように譲渡できないのは嫌じゃないですか?
私は嫌です。
だって、嫌いな人に財産を上げることになるかもしれないんですよ。
嫌いな人の手に渡るなんて考えたら、残された家族も余計に悲しくなります。
残された家族のためにも、自分の死後に自分の意思を示して、財産を譲渡する。
そのために遺言書はあるのです。

 

 

遺言書が持つ効力とは?

遺言書の効力は下記のようなことです
1. 誰に、何を、どのくらい渡すかを決められる
2.嫌いな人から、相続の権利を奪い取ることができる
3.遺言執行者を指定できる

 

1. 誰に、何を、どのくらい渡すかを決められる

自分が残した財産を、誰に、何を、どのくらい渡すか決めることができます。
財産を渡せるのは、身内だけではありません。
血が繋がっていない、知り合いでも財産譲渡はできます。
渡したい人に、渡したい財産を渡すことができる。
そう考えると、遺言書って無敵ですよね。

 

2. 嫌いな人から、相続の権利を奪い取ることができる

今までの人生で嫌いな人はいたはずです。
それは、身内の人だった場合は、財産の相続権利を奪うことができます。
自分の嫌いな人が財産を貰えると思っていたときに、遺言書によって相続権を奪われたと知ったら、ショックですよね。
でも、どうしようもありません。
だって、遺言書は無敵なんですから。
ある意味、死者からの復讐とも言えますね。

 

3. 遺言執行者を指定できる

遺言執行者とは、遺言書の内容を執行する人です。
遺言相続の手続きなどをする人になるので、責任感があって、最後まで仕事をする人を指定しましょう。
途中で投げ出してしまうような人を指定すると、財産譲渡もうまくいかなくなります。
それが問題となって家族が分散するのも嫌ですよね。
だから、責任感がある人を指定することが大切なんです。

 

 

遺言書には、3種類ある

実は、遺言書には3種類あります。

1. 自筆証書遺言
2. 公正証書遺言
3. 秘密証書遺言

それぞれ作り方が違うので、遺言書を書くために参考にしてください。

 

自筆証書遺言とは

遺言者が紙をペンを使い自筆で書いたものになります。特別な手続きがないので、1番利用しやすく、書きやすい遺言書です。

遺言者が、日付・氏名を書いて、押印することで、遺言書として認められます。

よくドラマや映画に、遺品を整理していたら遺言書が出てくるシーンがありますよね。
その遺言書は、自筆証書遺言になります。

 

自筆証書遺言のメリット・デメリット

メリットは特別な手続きがなく、無料で作成できることです。
遺言書を書いたことを誰にも伝えなくて良いので、他人に内容を知られることもありません。

しかし、個人で管理することで、偽造や隠ぺいされる恐れがあります。また、専門家のチェックを受けていない場合は、不備により無効になることもあります。
せっかく書いたのに無効になったら、死ぬに死にきれないですよね。

また、遺言書を見つけた相続人が家庭裁判所に遺言書を提出して、検認手続きをしなければならないので、相続人の手間にもなります。

 

 

自筆証書遺言の注意点

遺言書の一部をパソコンで作成したり、作成日が年と月しか書いていないなど、少しでも不備があると、遺言書としての効果がなくなります。
自筆証書遺言を書く場合は、書き方を確認しながら書いてください。

遺言書の置き場にも注意が必要です。遺言書を書いても、見つからない場合は意味がないですよね。
遺言書は見つけやすい場所か、信頼できる家族や弁護士に保管場所を伝えておきましょう。

 

 

公正証書遺言とは

2人の証人が立ち会い、公証人が遺言者から遺言内容を聞いて作成する遺言です。
作成した遺言書は、公証人役場で保管されます。

 

 

公正証書遺言のメリット・デメリット

公正証書遺言は、公証人が執筆するので、内容に不備が生じる可能性が低くなります。
保管も任せられるので、偽造や紛失の恐れもありません。

しかし、遺言書を作成するにあたって、公正役場に申請しなければならないので、3つの遺言書の中で、最も手間がかかります。
また、遺言書を作成するにあたって費用もかかってくるので、お金を消費したくない人には、あまりおすすめできません。
相続財産の額が多くなるほど、費用の額も上がっていきます。

 

 

公正証書遺言の注意点

公正証書遺言を作成するときに立ち会ってくれる公証人は、遺言者と相続人との関係の中立な立場になります。遺言者にとって、最も良い相続条件を教えてくれる訳ではありません。
一番良い相続条件は自分自身で考えて下さい。

 

 

秘密証書遺言とは

遺言者が自分で用意した遺言書を2人の証人と同行して公正役場に持ち込み、遺言書の存在を保証してもらえることです。
証人と公正人には、遺言の内容は公開されません。
遺言書を書いているという事実を残すことが目的となります。

 

 

秘密証書遺言のメリット・デメリット

メリットは遺言があることを確実に伝えることができ、内容は本人以外は知らないことです。
本人が身内に公開していた場合は、身内も内容を知ることになります。
遺言書の内容を身内に公開してはならないという法律はありません。

遺言書を誰にも公開しない場合は、内容に不備があっても、その状態のまま保管されてしまいます。
内容に不備があると、その遺言書は無効になる恐れもあります。
また、公正人役場で手続きを終えた後は、自分で保管することになるので、紛失や盗難、偽造の恐れも出てきます。

 

 

秘密証書遺言の注意点

秘密証書遺言は、11,000円の手数料が掛かります。
秘密証書遺言は、あくまで遺言書を書いた事実を残すものです。
保管自体は個人でやることになるので、安全面で言えば、公正証書遺言の方が良いと思います。
遺言書が盗まれたら、意味ないですからね。

 

 

まとめ

遺言書には「自筆証書遺言」「公正証書遺言」「秘密証書遺言」の3種類があることを紹介しました。
遺言書はあなたの死後に効果を発揮します。
しかし、初めにもお伝えしたように、人はいつ死ぬかは分かりません。
明日かもしれないし、10年後かもしれないのです。
あなたが死んだ後、残された家族は悲しみと不安でいっぱいです。
家族の1人がなくなって悲しんでいるところに、財産相続で争いが始まる。
そんなことになるのは、嫌ですよね?
そう思うと遺言書は、人生においての最後の仕事になるのではないでしょうか?

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