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生前整理の大事なポイントは4つ!!今日からできる生前整理の進め方

この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。

ここ数年、最期まで自分らしい人生を送るための「終活」がメディアに取り上げられ、「生前整理」を始める人が増えています。

「自分の亡き後に遺族が困らないように準備をしたい」
「元気なうちに生前整理を進めたい」と思っている方も多いのではないでしょうか?

でも、いざ生前整理をしようと思っても「一体何から始めれば良いのか分からない…」

そこで今回の記事では、生前整理に大切なポイントと具体的な進め方について紹介していきます。誰でも実践できる方法や注意点がわかるので、生前整理を始めたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

 

そもそも生前整理とは?

生前整理とは、「生きているうちに」「本人が」「自らの」身辺整理をすること。

人が亡くなると、家族が故人の「遺品整理」や財産の相続を行います。

死後の「遺品整理」の場合、

・親族間の相続トラブル
・手続きに必要な書類や印鑑が見つからない
・片付けるものが多すぎて大変

などの問題があり、家族への大きな負担となってしまうことも…。

そこで、終活の一環として元気なうちに身の回りを整理する「生前整理」を行う人が増えています。自分の亡き後に家族が困らないように、自らの手で準備をするのです。

生前整理を行うタイミングに、厳格な規定はありません。

「老前整理」は、病気の発覚や老いを感じたときに始めますが、「生前整理」は、体力や判断力があるうちに行なうものなので、20代の若年層で始めている人もいます。

死後の準備と聞くとネガティブなイメージを抱きがちですが、実際はポジティブな気持ちで取り組む人が多数派。整理整頓や断捨離の延長線と考えるのがいいでしょう。

人生の最期は年齢に関わらずいつ訪れるか分からないもの。身辺を整理し、自分の最期を意識することで、人生をより充実させて前向きな気持ちになれるのです。

 

 

生前整理をおこなう3つのメリット

生前整理を行うメリットは以下の3つです

①相続問題のトラブルが起こりにくくなる
②万が一のときにも困らない
③老前整理よりも安全で効率的

早速、3つのメリットについて詳しくみていきましょう!

 

①相続問題のトラブルが起こりにくくなる

・自分の所有している財産を把握していない
・土地や有価証券の所在が分からない
・相続に必要な書類や印鑑が見つからない

このような場合、親族間で相続をめぐるトラブルが起こることがあります。

家族のために残した財産が、家族の仲を険悪にしてしまうのは悲しいことですよね。

本人以外が財産について調べて把握するのは大変なことですし、時間もかかります。生前整理で財産リストを作り、「誰にどのように相続するのか」家族も分かる状態にすることで、トラブルの回避と家族の負担軽減に繋がります。

 

②万が一のときにも困らない

生前整理が役に立つのは、遺品整理のときだけではありません。
どんなに健康な人でも、事故に巻き込まれたり、急に入院する可能性は0ではないのです。

保険の証書や保険証など、手続きに必要なものがどこにあるのか分からない状態では、手続きを代行する家族も困ってしまいます。

普段から、大切な書類を整理整頓し保管場所を伝えておくことで、緊急時に慌てず冷静に対処することができるのです。

 

③老前整理よりも安全で効率的

身辺整理をするのは、体力的にも時間的にも労力がかかります。

普段からミニマリストな生活をしていて、家にほとんど物を置いていない人なら話は別ですが、多くの人はいつのまにか増えてしまった不用品や、使っていないガラクタが部屋を占領してるなんてことも…。

物を運んで処分するのも、老後におこなうのは一苦労。高い場所のものを取ろうとして、怪我するケースも少なくありません。

いる・いらないの判断も、若いうちの方が素早いので片付け効率も上がります。

老後に慌てて整理をすると怪我や判断ミスのリスクもあるので、早めから少しずつでも進めておくことが大切です。

 

 

なぜ生前整理が必要なのか

生前整理を行う目的は「家族のため」と「自分のため」の2つに分けることが出来ます。

 

家族のため

生前整理を行うことで、自分の亡き後に家族に苦労させずにすむのです。

遺産や遺品の整理がされていない状態では、遺品の山を片付けるのに体力的にも精神的にもかなりの負担に。その上、相続のもめごとが起これば大きなストレスとなってしまいます。

生前整理をしておくことは大切な家族への優しさなのです。

 

自分のため

生前整理は、家族のためだけにするものではありません。人生をより充実させることができるので自分のためでもあるのです。

生前整理のために断捨離をすると、身の周りがきれいになり前向きな気持ちになります。

必要なもの・必要でないものを判断して片付けをする中で、自分が生きるために本当に大切にしたいものごとが見えてくる。物だけではなく、お金の使い方や、時間の使い方、人間関係、生き方や価値観など、人生にまつわるすべての要素を見直し、自分と向き合う時間を持つことで限られた時間をより良く生きる事ができるのです。

 

生前整理をするときの具体的なポイント4つ

生前整理は難しいものではありません。

いらない物を処分して、いるものを残し、残したものを分かりやすくまとめるだけ。コツさえ知っていれば、誰にでも出来るのです。

基本の進め方のコツは「物」→「心」→「情報」の順番に整理すること。

いらない物はなるべく最初に片付け、スッキリとした気持ちで心の整理や、頭を使う情報の整理に取り掛かるのがよいでしょう。

ここからはより具体的な進め方を説明していきます。

 

1.必要なものと不要なものをきちんと分ける

まずは、整理しやすいものから始めましょう。衣類や本、雑誌など処分が簡単なものから片付けるのがおすすめです。

断捨離をおこなう要領で、家の中にあるものを「いるもの」「いらないもの」の2つに分類していきます。なるべくこの2つに分けることが片付けを進めるポイントですが、悩んで決められないものは保留として残しておきましょう。保留ばかりにならないように注意してくださいね。

全部捨ててしまう必要はありませんが、本当に大切なものだけを残すように意識するとうまくいきます。

 

2.貴重品はまとめて保管する

防犯上、通帳や印鑑などは数箇所に分けて保管している方が多いのですが、生前整理の観点ではなるべくまとめて保管するのがよいでしょう。

貴金属やアクセサリーなど全ての貴重品をまとめる必要はありませんが、手続きに必要な書類や遺言はまとめておくのがおすすめです。ばらばらにしているとなにかあったときに探す羽目になり大変…。1箇所に保存するのが不安な方でも、多くても3箇所ほどにとどめ、全ての保管場所を家族にしっかりと伝えておきましょう。

 

3.財産目録を作る

ここからが、普段の断捨離や家の片付けと違うところです。

生前整理は家の中のものを整理するだけではありません。ものを片付けた後は、お金まわりについて整理していきます。

お金に関する事は相続する際に最もトラブルが起こりやすいので、しっかりした整理が必要です。

また相続するお金は、現金や預貯金だけではありません。

不動産や株券なども大切な財産です。最近ではポイントや仮想通貨など目に見えないお金もあり、財産の形が多様化しています。

これらすべてを正確に把握しリスト化することで、相続の手続きが格段にスムーズになります。

作った後は、貴重品とまとめて保存するか、データフォルダにまとめて誤って消えないよう大切に管理します。

財産目録を作成することでおよそどれくらいの相続税がかかるのかを計算することもでき、家族も安心です。

 

4.エンディングノートを書く

エンディングノートとは、遺品整理や相続などの手続きに必要な情報を、家族に向けて残すためのノートです。遺言とは異なり、法的な効力は持ちません。

書く内容は資産や葬儀に関しての希望や、手続きに関して遺族に伝えたい簡易的な指示などが一般的です。

法的効力がないので、遺族が必ずしも従って行動するか保証はありませんが、「遺言を書くにはまだ早いけど、少しでも準備をしておきたい」という人にはい1度書いてみるといいかもしれません。エンディングノートを書くためのグッズも販売していますし、自分1人で作成することが出来るので、遺言書よりもお手軽です。

のちに遺言を作成する際にもとても役に立ちますよ!

 

5.遺言を作成する

いよいよ生前整理最後の項目です。

遺言には、家族へのメッセージが書かれた手紙のような文章と、相続について書かれた正式文章の2種類があります。
ここでは指しているのは、後者の正式文章としての遺言です。

遺言書がなくても、民法の規定に従って遺産相続はされるので、絶対に作らないといけないわけではありません。しかし、法で定められた相続人以外に財産を引き継ぎたい場合などは、弁護士や公証役場のサポートの元に作成された正式な遺言書が必要です。

また、遺言書がある場合は遺産分割協議をせずに財産分割が行われるので、親族間の相続トラブルを防ぐ役割もあります。

 

 

生前整理は今日から始める!?思い立ったらで良い!?

生前整理を始める時期に決まりはありません。

基本的にはいつ始めてもよいものなのですが、おすすめなのは早い時期から取り掛かること。

体力のあるうちに始めたほうが効率的です。なるべく自分の力で片づけと判断が出来る、体力と判断力に余裕のある時に始めましょう。

思い出の品を片付けるのは、気が重い…。
そんな方は、人生を見つめ直す節目節目で、始めるのがよいでしょう。

子供が自立して一人暮らしを始めるタイミングや、定年退職、自分の誕生日をきっかけにすると気持ちの切り替えにもなるのでおすすめです。

いい業者の選び方と依頼する際の注意点

「物が多すぎて、自分では整理しきれない」

「年齢や体力的に重いものをもつ作業はきつい」

そんな方は、業者に依頼するのも1つの手段です。

依頼するときは、経験と知識の豊富な信頼できる会社を選びましょう。

問い合わせた際の対応が丁寧な会社、生前整理や遺品整理に関する資格を持つ人が在籍する会社に任せると安心です。

 

依頼するときは、次の点に特に注意しましょう。

・会社選びは慎重におこなうこと。複数の会社で見積もりを取ることで価格が適正かを判断することが出来ます。

・見積書をしっかりと確認し作業内容と費用を理解すること。サービス内容にどこまでの作業が含まれているのか、見積もり代や追加費用の可能性があるかなどの詳細も確認しておきましょう。

・費用やキャンセル料について事前に確認すること。金銭トラブルを避けるために、ものが破損した場合の保証の有無や、キャンセル料がいくらなのかもチェックが必要です。

・処分するものと残すものをわかりやすく分けておくこと。作業を円滑に進め、トラブルになりそうな要素はなるべく減らすようにしましょう。

 

業者に依頼するときには見積料や出張費がかかる場合があります。トラブルを防ぐために、料金やサービス内容について事前によく調べましょう。

また、処分しない大切なものを「誤って処分される・破損される」などのトラブルを防ぐために、わかりやすく印をつけておくことも大切です。

 

生前整理で人生をもっと豊かに

この記事のまとめ

・生前整理とは、生きているうちに自らの身辺整理をすること。
・生前整理をしておくと、相続や遺品整理の際に家族の負担を減らせる。
・生前整理では、物→心→情報の順に整理する。
・生前整理は、すこしでも早く始めるべき。
・業者に依頼するときは、細かいところまで確認してトラブルを避ける。

いかがでしたでしょうか。

「生前整理」「終活」と聞くと、マイナスイメージを持ってしまいがちですが、むしろ人生を充実させてくれるものなのだなと思いました。

家族のため、自分のため、万が一の時に備えて準備を進めましょう。

生前整理は「終わりを迎えるためのもの」ではなく、「最期まで人生を楽しく価値あるものするためのもの」。

あなたもこの機会に是非、あなたの財産と持ち物に向き合ってみてはいかがでしょうか?

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