葬儀について

知っておきたい家族葬の注意点とマナー!

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人生最後のイベントはお葬式。最近よく聞く家族葬とは・・・

日本人の平均寿命が84.2歳と過去最高齢を記録した2019年、人生100年とも言われる現代日本ですが、歳を重ねた方はご自身や配偶者、親や兄弟姉妹に「死」というものを身近に感じることもあると思います。「死」のすぐ後にあるのが葬儀です。その葬儀について考える良いきっかけになればいいなと思い、この記事を紹介したいと思います。

自分は関係ないと思ったあなた、ご自身の親や大切な人にもいつか必ず訪れることです。それはまだ先のことだと思わずに、どうか他人事と思わずにご一読してくださると幸いです。

近年、お葬式の在り方の一つとして「家族葬」が広まってきているように思います。

特に都市部で家族葬を選ばれることがあるようなイメージですが、実際のところ、家族葬とはどういったものを指すのでしょうか?

その性質から、参列した経験のある方はまだまだ少ないのではと思います。そこで、今回は家族葬について取り上げることにします。これまでのお葬式のイメージと異なるかもしれませんが、知っていて損はありません。

まずは、家族葬の定義です。ウィキペディアによると、「家族葬とは、家族などの近親者だけで行い、近親者以外の儀礼的・社交辞令的な弔問客の参列を拒否する葬式のこと。」とあります。

皆さんに身近な葬儀というと、大まかに「一般葬」、「密葬」、「家族葬」があげられると思います。

一般葬は、自宅や斎場を会場として、親類縁者から会社関係、友人まで広く呼んで大規模に行うものです。こちらは、皆さんのよく知っている葬儀かと思います。密葬は、近親者のみで内々に行い、後日、本葬、お別れ会などを別に開くことがあります。政治家や会社の社長など社会的地位の高い人や有名人が密葬を選ばれることがあります。

 

 

家族葬って何?一般葬と何が違うの?

家族葬の大きな特徴としては、参列者を限定し故人とのお別れの時間を大事にするという点ではないでしょうか。

葬儀のかたちも十人十色で、故人や遺族の意向に沿って様々なバリエーションがあります。つまり、家族葬は一般葬と比べると自由度が高いと言えます。

まず、参列者について言うと、案内を受け取った人のみが家族葬に参列します。

一般葬では当然参列すべき立場の親戚であっても、呼ばれていない場合は参列しないのがマナーです。反対に、親戚でなくても生前故人と関わりの深かった友人や会社の同僚などが案内を受け、参列することももちろんあります。故人の希望や遺族の意向によって、呼ばれる参列者の範囲は変わりますし、人数も多くなることもあります。

また、宗教にとらわれない形の家族葬もあります。故人や遺族の意向によって仏教、キリスト教をはじめ、無宗教で行うこともできます。一般葬では仏教、キリスト教などのそれぞれの段取りに沿って次から次へ慌しく進められて遺族は別れを惜しむ暇もないという話も聞きますが、家族葬では故人の在りし日々を悼み、お別れの時間に重きを置くことができますので、思い出話をゆっくりしながらだとか、友人や同僚などから聞く話で、故人の知らなかった一面が新しく聞けることがあったりなどもできることでしょう。

葬儀会場で故人の好きだった音楽を流したり、故人のキャラクターに合わせて、明るい雰囲気の会場を作ることもできます。

食事やお酒を出すかどうかも選ぶことができます。葬儀に時間をかけたくない、費用を抑えたいという方は、食事の時間をとらないという形、反対に、ゆかりのある方たちと故人の思い出話を語り合いたいという場合は、故人の好きな食べ物やお酒などを囲んでゆっくりと時間を過ごすという形を選択することもできます。

一般葬と比べて、葬儀をどのようにしたいかというところから考えられる自由度の高さが人気の一つの理由でもあります。

親や家族が元気なうちに希望を聞いておくと、いざというときに戸惑うことも減りますし、亡くなった方の理想に沿ったかたちで旅立ちの場を作り上げることができます。ご自身の亡き後、残された家族に迷惑をかけないよう今のうちから意向を伝えておくこともどうかお忘れなく。

 

 

家族葬の注意点

家族葬は、現代の葬儀として新たなスタイルを確立しつつありますが、注意しなければならない点もあります。

一つ目は、参列者についてです。一般葬であれば、お通夜や葬儀に行きたい人がいわば自由に参列することができます。そこで、多くの参列者が故人とのお別れを一気に済ませることができます。

しかし、家族葬では限られた人だけが参列しますので、あの人は呼ばれたのになぜ自分は参列できないのかと不満を感じる方も出てきてしまうかもしれません。

参列しなかった方は、後日亡くなったことを聞いて挨拶だけでもとお宅に伺うこともあります。そうなると、その度に来訪者の応対をする必要が出てきます。その人数が多ければその分時間を取られてしまうことも考えられます。

 

 

家族葬の葬儀費用

二つ目は葬儀にかかる費用です。家族葬は価格を抑えてできることがメリットでもありますが、一方でデメリットにもなり得ます。というのは、一般葬では参列者が多い分、香典を頂く数も金額もそれにともなって多くなり、そこから葬儀費用を補填することができます。しかし、参列者が限定される家族葬では、そうはいきません。葬儀費用自体は一般葬よりも抑えられていることが多いですが、最終的には家族葬を選ぶ方が持ち出しが多くなってしまうこともあります。

 

 

家族葬の宗教的観点からの注意点

三つ目は、先祖代々の菩提寺がある場合です。親戚関係者や菩提寺との関わりから、家族葬を選ぶことができないと心配される方もいらっしゃるでしょう。たしかに、家族葬のあり方と、菩提寺の宗教的観点からトラブルに発展してしまったという話もあります。どうしても折り合いがつかない場合は、弁護士や専門家に相談しましょう。基本的には家族葬でもお経を読んでくださるお寺が多いということですが、いざ葬儀を行う段階でトラブルは困りますので、そうならないために日頃から菩提寺に家族葬を行いたいという意向を伝えておくと良いでしょう。

 

 

家族葬に参列する際の注意点

一般葬に参列する場合のスタンダードが家族葬では異なることがあります。

 

香典

家族葬の参列者は案内状や案内を受けたときに注意しなければなりません。それは、参列者に気を遣わせることなく故人とのお別れをして欲しいという思いから、香典を辞退される場合があるからです。その場合は、香典を持っていかないのがマナーです。そうは言っても、と思う方がいるかもしれませんが、遺族からすると香典を受け取ると香典返しを用意しなくてはなりません。予め香典辞退の旨を聞いている場合は、こちらの気持ちを押し付けることはせずにそれに従うようにしましょう。

 

服装

服装については家族葬であっても一般葬と同じと考えましょう。つまり、喪服を用意しましょう。お子さんの場合は制服か黒い服が良いでしょう

案内状に、「平服でお越しください」と記載のある場合があります。これも、堅苦しくない家族葬を行いたいという意向の表れととることができますが、それでもある程度の節度は守るのが大人のマナーです。

普段着のまま行ってしまうと恥ずかしい思いをすることになりますので、この場合は、略喪服を用意しましょう。略喪服とは、男性の場合は黒のスーツに白いワイシャツ、黒の靴下と靴です。女性の場合は黒のワンピースやアンサンブルまたはパンツスーツ、黒のストッキングに黒のパンプスです。

 

 

まとめ

家族葬という新しいスタイルについて理解していただけましたか。故人を思って、故人らしい旅立ちの場を持ちたいという思いから家族葬を選ばれる方が増えつつあります。家族葬をする側、呼ばれる側、いつか自分の死後行われるかもしれないという立場それぞれが知っておきたいことをこちらで紹介しました。

死に関係する話題ですので、縁起でもないことと避けがちな話題ですが、だからこそ明るく前向きに元気なうちに話し合いたいですね。

 

 

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